どうも!「初心者キャンパー」のひー坊です。
今回は『 ダッチオーブン のシーズニング 』に挑戦したいと思います。

 

実は以前からダッチオーブンを使ったキャンプ料理に憧れていました。
焚火の側で時間をかけて作る料理はいかにも男飯って感じがしますよね。

 

また、メンテナンスが必要なダッチオーブンをあえて使用することで、子供達に道具を大切にする心や、一緒に食材を調達し調理することで普段なかなか教えることが出来ない「 食べること( 命をいただくこと ) 」への感謝の気持ちや、火の使い方などを教えるキッカケにもなればと思っていました。

 

自宅では普段から南部鉄器製のスキレットや鉄製の中華鍋を使用していることもあり、鉄製鍋の取扱には慣れているつもりですが、ダッチオーブンは始めてだったので、3ヶ月ほどかけて専門書を読み漁りましたよ(笑)

 

そして今回購入したダッチオーブンが、
LODGE社のキャンプオーヴン10インチDEEPのJDOSモデルです。

 

このダッチオーブンは、JDOS( ジャパン・ダッチ・オーブン・ソサエティ )会長の菊池仁志氏がLODGE社社長のボブ・ケラーマン氏に頼み込んで作ってもらった日本限定品です。 当時、LODE社には12インチのダッチオーブンしか無く、大き過ぎて使い勝手が良くなかったものを日本仕様にサイズダウンして作成されました。

 

ダッチオーブンの10インチディープはここから始まったと言われる由緒ある逸品なんですが・・・

 

ダッチオーブンけっこう錆びてます(笑)

 

というのも、このダッチオーブンは20年以上前に発売されたものになります。 限定モデル(廃盤品)のため、ヤフーオークションで購入しました。

 

※現行のLODGE社10インチ・ディープモデルにJDOSのロゴはありません。

 

今回はこのダッチオーブンの錆や汚れを全部落として、再度シーズニングを施してみたいと思います。 また、合わせてダッチオーブンを取り扱う際の注意点や長く使うためのメンテナンス方法などもまとめてみました。

 

ダッチオーブン とは

ダッチオーブンとは分厚い鋳鉄製の蓋付きの鍋です。 その歴史は古く17世紀(1600年代)にオランダ人がアメリカに持ち込んだ鍋をアメリカの開拓者が改良したものが、現在のダッチオーブンの元祖と言われています。 ダッチオーブンが一台あれば「焼く」「煮る」「炊く」「蒸す」「揚げる」「燻す」など、様々な調理法に使用できるため、最近はキャンプなどのアウトドア料理に多く使われています。 メンテナンスには若干の知識とコツが必要ですが、長い時間をかけて油が染み込み黒光りしたダッチオーブンは「ブラックポット」と呼ばれ、食材が焦げ付きにくく調理がしやすくなるだけでなく、美的鑑賞の対象にもなるようです。 大切に手入れをして使えば親子三代、孫の代まで使えるといわれています。 現在では鋳鉄製に加え、ステンレス製やアルミニウム合金製、鋼板製などのメンテナンスが容易な素材のものも発売されています。

 

 

まずはダッチオーブンの状態を確認してみます。

ダッチオーブン 錆

蓋の取っ手まわりに錆が出ています。

 

ダッチオーブン JDOSモデルJDOSのロゴ周りも錆が酷いですね。 ただ、表面的な錆に見えるので、しっかりタワシで擦ればなんとかなりそうです。

 

ダッチオーブン 蓋の裏側蓋の裏側に錆は無さそうです。

 

ダッチオーブン 蓋の錆若干ですが蓋の縁の部分に錆が確認できます。

 

ダッチオーブン 本体内部本体の内部です。 縁の部分にほんの僅かですが錆が確認できます。 一番大切な鍋の内部に錆が無かったのは良かったのですが、すえたようなにおいが気になります。

 

ダッチオーブン 本体側面鍋本体の側面ですが、部分的に錆が出ています。 ここも問題ない範囲だと思います。

 

ダッチオーブン 鍋底鍋本体の底部分ですが・・・ ここが一番酷く錆ています。 熱が一番加わる部分なので油が焼き切れてしまうのかもしれません。 錆も他の部分より深く浸透していそうです。 金属製のたわしとクレンザーが必要になるかもしれません。

 

ダッチオーブン のシーズニング手順

最近は鋳鉄製のダッチオーブンでも製造段階でシーズニングがされたものが一般的になっているようです。(LODE社のロッジロジックが有名)このような「買ってきてすぐに使える」ダッチオーブンであれば、初期シーズニングは不要ですが、調理後のシーズニングは必ず必要です。 また、今回のように錆びてしまったダッチオーブンを元の状態に戻す場合も初期シーズニングが必要になりますので、やり方を覚えておいて損はないと思います。

 

再シーズニングのために準備したもの

  • 亀の子たわし
  • 中性洗剤(食器用洗剤)
  • オリーブオイル
  • キッチンペーパー
  • 重曹

 

手順1(におい取り)

ダッチオーブン におい取り 重曹まずはダッチオーブンに染み付いた匂いを取ります。 ダッチオーブンに水を張り重曹を適量入れて加熱していきます。

 

 

ダッチオーブン 蓋 におい取り蓋も同じように水を張り加熱します。

 

ダッチオーブン におい取りしっかりと沸騰させます。

 

 

ダッチオーブン シーズニング水面に茶色のアクのようなものが浮いてきました。。 鋳鉄表面の微細な穴に入り込んでいた汚れでしょうか?

 

手順2(錆取り)

ダッチオーブン シーズニング 洗い次に錆取りに入ります。中性洗剤(食器用洗剤)と亀の子たわしを使って表面にコーティングされた油(以前のシーズニング部分)と錆を完全に取り除いていきます。

 

今回は亀の子たわしを使いましたが、錆が酷い場合は金属製のスチールたわしを使った方がいいと思います。 ただし、普段のメンテナンスでスチールたわしの使用は厳禁です。 シーズニングで作ったせっかくの皮膜が剥がれてしまいますよ。

 

ダッチオーブン 鍋底 シーズニング 洗い一番錆が酷かった鍋の底部分です。 この部分だけで30分磨きました。 腕がパンパンになりますが気合いで磨きます。

 

ダッチオーブン 蓋 シーズニング 洗い次に蓋を磨きます。 蓋と取っ手の接続部分などに磨き残しがないようにします。

 

なんとか錆取りが完了しました!

ダッチオーブン 洗い 完了

 

ダッチオーブン 洗い 完了 鍋底あれだけ錆びていた鍋底部分も蓋も綺麗になりましたよ。 この時点でやり切った感満載でしたが、このまま放置するとすぐに錆が発生するのでシーズニングを開始します。

 

手順3(加熱)

 

ダッチオーブン シーズニング オイルまずはダッチオーブン本体を火にかけ、水分をしっかり飛ばします。 水分が残っていないことを確認したら、いったん火から下ろしオリーブオイルを適量たらします。 あまり入れすぎると焼きムラができるので注意してください。

 

ダッチオーブン シーズニング オイル塗りキッチンペーパーでダッチオーブン全体にオリーブオイルを薄く塗っていきます。

 

 

ダッチオーブン シーズニング 蓋 オイル塗り

 

ダッチオーブン シーズニング 鍋底 オイル塗り蓋と鍋底部分にも同じようにオリーブオイルを塗ります。

 

ダッチオーブン シーズニング 加熱ここから焼きの作業に入ります。 火傷しないように気をつけて作業しましょう。

 

ダッチオーブン シーズニング 加熱先ほどのオリーブオイルを塗ったダッチオーブンを再度火にかけて空焚きをします。 煙がモクモクと出てきますが、この煙が出なくなるまでしっかりと空焚きをします。

 

※部屋の中で空焚きする場合は換気扇と窓を全開にして作業してください。 家中油臭くなりますよ。。

 

ダッチオーブン シーズニング 蓋 オイル塗り本体と同じように蓋も焼きます。

 

ダッチオーブン シーズニング オイル煙が出なくなるまで加熱したら、再度全体にオリーブオイルを薄く塗って煙が出なくなるまで加熱。 この作業を最低でも4回繰り返します。

 

手順4(香味野菜を炒める)

ダッチオーブン表面の小さな凹凸を覆う油の膜が出来たら、香味野菜(クズ野菜)を強火で炒めます。 香味野菜の成分が鋳鉄の細かな隙間に浸透し消臭効果を発揮するようです。

 

ダッチオーブン シーズニング 香味野菜 炒める今回は玉ねぎ・ネギ・ニンニク・生姜を炒めました。

 

 

ダッチオーブン シーズニング 香味野菜 炒める忘れずに蓋の両面でも炒めます。

 

手順5(仕上げ塗り)

 

ダッチオーブン シーズニング 仕上げしっかり炒めたら火から下ろしてダッチオーブンが熱い内にオリーブオイルを全体に薄く塗り込みます。 ダッチオーブンが完全に冷えたらシーズニングの完了です。

 

再シーズニング完了

 

ダッチオーブン シーズニング 完了

 

ダッチオーブン シーズニング 完了 蓋

 

ダッチオーブン シーズニング 鍋底 完了あれだけ錆びていたダッチオーブンが綺麗に復活しましたよ。 正しくメンテナンスしながら孫の代まで使い続けたいと思います(笑)

 

目指せ!ブラックポット!!ですね ♪

 

 

これだけ守れば失敗知らず!ダッチオーブンの正しい使い方

プレヒートで焦げ付きを予防

食材を入れる前に必ずプレヒート(予熱)をしましょう。 ダッチオーブンをしっかりと温めておくことで、食材のこびりつきを防ぎ、食材全体に均一に熱を伝えることができます。 ダッチオーブンの実力を発揮させるために必要な準備のひとつです。

鍋敷き、鍋つかみは必須

ダッチオーブンは加熱すると全体がとても熱くなります。 蓋を開けるときや持ち運ぶときは、必ず鍋つかみや専用のリッドリフターを使って火傷をしないようにしましょう。 また、テーブルに置くときは、鍋敷きやダッチオーブンスタンドを使って焦げ跡が付かないように注意しましょう。

濡れたまま置いておかない

ダッチオーブンに料理を入れたまま一晩置いておくと、塩分や水分の影響で錆が発生したり、冷めてくるとダッチオーブンの鉄のにおいが料理に移ってしまいます。 料理が残ったら早めに別の容器に移しましょう。

急激に冷やさない(強い衝撃に注意)

鋳鉄製のダッチオーブンは急激な温度変化と衝撃に弱い。 鋳鉄ダッチオーブンを中華鍋のような鉄鍋と混同し、調理直後の熱々のダッチオーブンを冷たい流水などで急激に冷やすと一瞬でクラック(裂け目)が入ってしまう。また、鋳鉄製のダッチオーブンは素材の特性上、粘りがないので衝撃に弱く、硬い地面や岩の上に落としたりすると簡単に割れてしまいます。 一度割れると修復ができないので取扱いには注意しましょう。

洗う時は洗剤を使わない

ダッチオーブンの普段洗いに中性洗剤の使用は控えましょう。 中性洗剤を使うと、鋳鉄表面の微細な穴や凹凸を覆う強固な油脂のコーティング(酸化被膜)が洗い流され、日々のシーズニングの努力が全て泡に流されてしまいます。 また、油分が取れると、食材が焦げ付きやすくなり、錆の原因にもつながります。 とはいえ、水洗いだけでは料理のにおいや汚れが気になります。 そんな時におすすめしたいのがが重曹を使った普段洗いです。 ダッチオーブンの熱が冷めたら重曹を適量ふりかけてスポンジやたわしでしっかりと洗います。 汚れが取れたら水でよくすすぎます。

洗った後は熱してシーズニング

ダッチオーブンを洗った後は軽く拭いてから火にかけて鋳鉄表面の微小孔に入った水分までしっかり乾かします。 次にダッチオーブンが熱いうちにオリーブオイルなどの食用油をキッチンペーパーで全体に薄く塗り、鋳鉄表面の微小孔の中まで油を浸透させます。 もちろん蓋も忘れずに乾かしシーズニングしましょう。 しっかり手入れしてブラックポッドを目指しましょう。

風通しのよい場所で保管

ダッチオーブンを長期間使わない場合は、オリーブオイルを薄く塗ってから新聞紙などで丁寧に包んで風通しがよく湿気の少ない場所で保管しましょう。 購入時に入っていた箱での保管は通気性が悪く、ダンボール自体が湿気を吸収してしまうので、収納ケースに入れて保管する場合は専用の収納ケースがおすすめです。 いずれにしても、ダッチオーブンはしまいっぱなしにはせず、ときどき外に出してチェックするのも忘れないようにしましょう。

 

こんなときどうする?ダッチオーブンのトラブル対処編

ダッチオーブンが錆びた時の対処方法

錆の程度により対処法が異なりますが、ダッチオーブンの表面にうっすら錆が出た程度であれば、お湯を入れたダッチオーブンを火にかけて沸騰させ、木べらで擦って落とした後、お湯を入れ替えて綺麗にすすぎ、火にかけてしっかりと乾かした後にオリーブオイルを薄く塗っておけば復活可能です。

次にダッチオーブンが激しく錆びてしまった場合(重症)の対処法ですが、この場合は禁断の金属製たわしとクレンザーを使う事になります。 やり方は簡単でダッチオーブンにクレンザーを投入し、金属製たわしでひたすらゴシゴシと力を入れて磨き上げるだけです。 もちろんこれまでのシーズニング作業で作ったコーティングを全て剥がし完全リセットする事になりますので、再シーズニングの作業が必要になります。 金属製たわしとクレンザーの使用は最終手段だということを覚えておきましょう。

 

ダッチオーブンが焦げついた時の対処方法

頑固な焦げ付きが発生した場合の対処法ですが、まずお湯を入れたダッチオーブンを火にかけて沸騰させます。 次に重曹を大さじ1杯程度ふりかけさらに煮立たせます。 この時、重曹を投入した影響から豪快に泡立ちますので吹きこぼれに注意します。 しばらく煮立たせると焦げがふやけてくるので、木べらを使って焦げを丁寧にこそげ落としていきます。 それでも落ちない頑固な焦げ付きの場合には、お湯を入れ替えて再度沸騰~重曹投入~木べらで擦るを繰り返します。 焦げが取れたら、いつもと同様に火にかけてしっかりと乾かした後にオリーブオイルを薄く塗って完了です。

ダッチオーブンは焦げ癖(一度焦げ付くと焦げた成分が鍋の表面に残って次に料理した時に同じところがより焦げ付きやすくなる)が付きやすいと言われているので、日ごろから加熱と重曹を使ってこまめに対処することが重要です。

 

まとめ

「誰でも・簡単に・美味しい料理ができる」魔法の万能鍋ダッチオーブン。 日々のメンテナンスには少し手間がかかりますが、愛情を込めて磨き上げていくうちにどんどん油が馴染んで焦げ付きにくい素晴らしく料理のしやすい一生ものの調理具へと育っていくようです。

子供たちと一緒に“ あえて面倒な手入れを楽しんで ”道具を育てる楽しみや幸せを共有したいと思います。

 

では、また!

 

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今回ご紹介したキャンプギア