どうも!ヒトシです。
ククサ(北欧の木製マグカップ)が欲しくて、海外のブッシュクラフターのInstagramをチェックしていたら、すごく気になるカップを発見しました。
それが今回ご紹介する「クピルカ」です。
使ってみて感じたメリット、デメリットをまとめてみたので、購入を検討している方は参考にしてください。
クピルカ21
製品仕様
【素材】木繊維とポリプロピレンを混合したオリジナル素材
【重量】83g
【カラー】ブラック(BK)、ブラウン(BN)、グリーン(GN)、レッド(RD)
【サイズ】高さ60×幅93×奥行き165mm
【容量】210mL
【耐熱温度】-30°~100°
クピルカ(KUPILKA)とは?
クピルカは、フィンランド南東部・カレリア地方を拠点にテーブルウェアを製造しているブランドです。2003年にカレリア地方に伝わる“Harakkakuppi”という伝統的なカップを現代風にアレンジしたクピルカ21を発表。その後も伝統と革新性を融合させた、ユニークなテーブルウェアを生み出し続けています。
クピルカが拠点を置くカレリア地方は、森林と湖に囲まれ、フィンランドの原風景とも呼べる自然豊かな地域です。クピルカは、現在もこのカレリア地方で製品の製造を行っており、素材の木繊維もカレリア地方の間伐材を原料としています。また、企業活動に使用する全ての電気をグリーン電力に切り替えたフィンランドで最初の企業になるなど、環境に配慮したモノづくりを行っています。
(引用:mont-bell オフィシャルHPより)
開封レビュー
結論から申し上げますと・・買って良かったです!
それぐらいお洒落でかっこいいいです。クピルカには色のバリエーションが4色(ブラック、ブラウン、グリーン、レッド)ありますが、私はベーシックなブラウンを購入しました。ブラックも渋くてかっこいいんですよね。
色が薄いところが木繊維、濃いところがポリプロピレンだと思います。2つの素材が混じりあってマーブル模様のようです。同じ模様は2つと存在しないので、手に取って選べる環境であれば、お気に入りの模様を探す楽しみもありそうですね。
実はこのクピルカ、7~8年ぐらい前からモンベルの店頭で見かけていて、これまで魅力的に感じたことは一度もなかったんですよね・・以前はもっとプラスチック感が強かったように記憶していますが、少し仕様が変わったのか?それとも私の感性が変わったのか?いずれにしても今はすごく魅力的に感じています。
取っ手は大きくカーブしています。
一見握りづらそうな持ち手ですが、人差し指と中指に沿わせて持つとしっかりと握ることができます。
取っ手には大きめの穴が開いているので、カラビナでバックパックにぶら下げるような使い方もできますね。また、海外のブッシュクラフターのInstagramでは、持ち手の部分に革紐や麻紐を巻いて使っているのをよく見かけます。
写真だと分かりづらいかもしれませんが、カップの先端が少し尖っていてデザイン的なアクセントになっています。お気に入りのポイントの一つです。
カップの裏側にはKUPILKAとMade in Finlandの文字があります。時計のようなマークもありますが、これは何なんでしょうか?きっと意味があるのでしょうね。
クピルカ21を使ってみた
実際にクピルカでコーヒーを飲んでみました。クピルカ21の容量は210mlなので、計量カップで測って210mlのコーヒーを注いでみました。クピルカには5種類のカップサイズ(5・12・21・37・55)がありますが、コーヒーを飲むならクピルカ21がちょうどいいサイズ感だと思います。
コーヒーを容量いっぱいに入れても、持ちにくい感じはしません。取っ手が長いのでしっかり安定的に握りこむことができました。長く持っていても疲れませんでした。
また、アルミやステンレス、チタンのカップとは違い、熱々の飲み物を入れても素手で持つことができます。お子さんにも優しいですね。
早く森の中で使ってみたいですね。
個人的にはソロキャンプで無骨に使ってみたいです。
こんなイメージでしょうか?
クピルカの公式インスタグラムよりお借りしました。(引用:クピルカ 公式インスタグラム)
そういえば、クピルカは「独特の臭いがする」という口コミを目にすることがありますが、実際に使ってみて気になるような臭いはありませんでした。臭いに関しては人それぞれ感じ方も違うと思いますので一概には言えませんが、少なくとも私には不快を覚えるような臭いは感じませんでした。
クピルカ4つの特徴(メリット)
クピルカは木繊維とポリプロピレンを混ぜ合わせた独自素材「Kareline®(カレライン)」を使用していて、木質素材の自然な風合いと樹脂素材の軽量性・耐久性・扱いやすさを併せ持っているそうです。
①高い耐久性と耐熱性
「Kareline®(カレライン)」は軽量かつ耐久性、耐熱性(耐熱100℃、耐冷-30℃)に優れている素材なので、バックパックにぶら下げて持ち運んだり、熱湯を注いだり、厳寒期の雪の中など、あらゆるアウトドアシーンに持ち出して使うことができます。実際に何度か床に落としてしまいましたが、傷もへこみも見られませんでした。割れないのでお子さんも安心して使用できますね。
②食洗器の使用が可能
クピルカは食品の匂いや色が移りにくいので、あらゆる料理や飲み物に使うことができます。木製食器では気をつかう洗剤での水洗いもはもちろん、食器洗い乾燥機の使用も可能です。木製ククサのメンテナンスのようにオイルを塗り込む必要もなので、気軽に使うことができますね。
③デザイン性の高さ
豊富なカラーと手に馴染むユニークなデザインは、暖かみのある雰囲気も演出してくれます。一般的な木製食器にはない豊富なカラーも魅力ですね。自然物のような模様のクピルカは、ヴィンテージ品などの雰囲気のあるアイテムとも相性抜群です。お洒落なキャンプだけでなく、ブッシュクラフト的なシチュエーションにもピッタリだと思います。
④環境に優しい
フィンランドの森林認証を受けた環境に優しいセルロースファイバーが、ポリプロピレンを補強しています。混合比率は、木繊維55% ポリプロピレン45%となっているようです。ちなみに製品自体も100%リサイクルが可能で燃やしても有害物質が出ないそうです。
デメリット
あえてデメリットも記載しておきます。(あくまでも私的な見解です)
①パッキングがしにくい
カップ自体は小さいとはいえ、シェラカップのように重ねてスタッキングすることができないので、例えばファミリーキャンプのように複数個を使用するシチュエーションでは収納に苦慮しそうです。
②飲み口が独特
クピルカは飲み口が独特です。分かりやすく表現するとダンボールを唇で噛んだ時のような感覚を覚えるかもしれません。(良く言えば優しい飲み口)慣れてしまえば問題ないのかもしれませんが、ワインのような繊細な味の飲み物には向かないと思います。
クピルカ(KUPILKA)まとめ
今回はクピルカ21についてのレビューでした。
お手軽な価格で木製カップより気軽に使えるクピルカは、自宅での普段使いだけでなく、キャンプでも大活躍の予感がします。
デメリットもありますが、クピルカの独自素材による見た目は、お洒落にも無骨にも振れる懐の深さを持ち合わせていると思います。
私はソロキャンプを中心に、これからガンガン使っていきたいと思います。麻紐を使って取っ手をアレンジしてみました。いい感じでしょ!?
よろしければ他の記事も見て行ってくださいね。では、また!
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