ラージ・メスティン(TR-209)どうも!「見習いキャンパー」のひー坊です。

最近、インスタグラムでもよく見かけるトランギアの「 メスティン 」。 実際に使用してみると分かりますが、簡単に美味しいご飯が炊けるんですよね。 普段あまり白飯を食べない私も、美味しすぎて思わず食べ過ぎてしまうぐらいです。

飯ごうとしてご飯を炊くことはもちろん、炒める・煮る・蒸す・燻すと、さまざまな調理法に幅広く対応するので、メスティンが1つあるとキャンプ飯のバリエーションが格段に広がります。 それでいて、2,000円にも満たない価格なので気軽にガンガン使うことができるのも魅力のひとつだと思います。

そんなキャンプで大活躍のメスティンを1年ほど使ってみましたので、使い方のコツやギアとしての魅力を詳しくレポートしたいと思います。

メスティン(トランギア)とは

90年以上続くアウトドアクックウエアの老舗ブランドであるトランギア社は1925年にスウェーデンで設立されたアウトドアメーカーです。 ジョン・エミル・ジョンソンが創設し、当初は家庭用のクックウエアを製造していましたが、1930年代になり、キャンプギアへの需要が高まってきたことを契機にキャンピング調理器具の生産を開始しました。 トランギアの製品は今も90年前にジョン・エミル・ジョンソンが創設した時と同じスウェーデンの村で製造されており、細かい部分は見直され改良されてはいますが、オリジナルリティのある巧妙なデザインは、今も多くのユーザーから支持され続けています。 Trangiaの名称はトラングスヴィッケン(Trangsviken)という村の名前を語源としています。

メスティン開封

メスティン 開封▲メスティンには2種類のサイズがありますが、私が購入したのはラージメスティン。 大きい方のサイズになります。 ファミリーキャンプがメインになるので最大で3.5合が炊けるところに魅力を感じました。 まぁ~大は小を兼ねるといいますからね!ちなみに通常のメスティン(TR-210)は最大で1.8合のご飯が炊けます。

トランギア・ラージメスティン(TR-209)
・サイズ:20.7×13.5×7.0
・厚み:0.8mm
・重量:約270g
・最大容量:1.35L
・素材:アルミニウム(無垢)
・最大炊飯容量:3.5合

メスティン ラージ サイズ感▲私の手と比べるとこんな感じです。 見た感じは、まんま昔の弁当箱ですね!(笑)

メスティン ラージ▲取っ手を付けると少しだけ調理器具に見えてきました(笑) 機能美って感じのシンプルなデザインです! このあたりもメスティンが長い間、人気を集めている理由なのかもしれません。

事前準備(メスティンの儀式)

メスティンを購入したら、まず初めにメスティンの儀式をおこないます。 いわゆるバリ取りとシーズニング作業です。 少し面倒だと思うかもしれませんが、1回限りの作業になりますので、楽しんでおこないましょう!

バリ取り

バリとは「鉄板を切った際に出る切断面のギザギザのこと」です。 トランギアの製品は安さの代償としてこのバリ取りが必要になります。 不要な怪我をしないためにも必ずおこなってくださいね! ひと手間かけることで、自分だけの道具として愛着も湧きますよ。

▼バリ取りに必要なものはこちら。メスティン バリ取り

耐水サンドペーパー

今回は2種類のサンドペーパーを準備しました。
#600(極細目)下地調整に最適な粗さ
#1000(超極細目)仕上げに最適な粗さ

ダイヤモンドやすり(平型)

無ければサンドペーパーだけで構いません。 今回は時間短縮のために使用しました。

メスティン バリ▲メスティンのフチの部分には鋭利なバリ(ギザギザ)があります。 このままだと洗う時に手を切りそうで怖いですよね。。

メスティン バリ取り▲メスティンのフチの部分をダイヤモンドやすりを使い大まかに削っていきます。 フチの部分にあった鋭利なバリ(ギザギザ)は無くなりましたが、まだざらざらしている状態です。

メスティン バリ取り 完了▲次に#600のサンドペーパーで磨き、最後に#1000で仕上げてみました。 この時、サンドペーパーを水で濡らしながら削るとピカピカ、つるつるに仕上がります。

シーズニング

シーズニングとは使用前の「ならし作業」のことです。 鉄製製品のシーズニング(油ならし)とはやり方が違いますが、メスティンのようなアルミニウム製品もシーズニングをすることで、アルミ製品特有の臭いを抑えたり、使用後の黒ずみを予防することができます。

メスティン シーズニング▲大きめの鍋でお米のとぎ汁を沸騰させ、その中にメスティンを浸します。 大体、10分~15分ぐらい煮込めばシーズニングの完了です。 お米のとぎ汁でメスティンを煮込むことで、アルミの表面に酸化皮膜を作り、黒ずみやアルミ臭の発生を抑えてくれます。 お米のとぎ汁ではなく野菜くずと一緒に煮込むやり方もあるようです。

メスティン シーズニング 完了▲鍋からあげて台所用洗剤(中性洗剤)で洗えばシーズニング完了です。 酸化皮膜ができたせいか、若干薄茶色に変色してます。

これで事前準備(メスティンの儀式)は終了です。

メスティンで美味しいご飯を炊こう

バリ取りやシーズニングを終えたら、さっそくご飯を炊いてみましょう。 メスティンを使えば誰でも簡単に美味しいご飯を炊くことができますよ。 なぜ、メスティンを使えば失敗しないのか。 それは、炊飯で一番重要な水の量を測ることなく、視覚で確認できてしまう点にあります。 このポイントさえ覚えてしまえば、誰でも簡単に美味しいご飯が炊けるのです。

多くのキャンパーがメスティンに惚れ込む理由は、システマティックにご飯が炊けることにもありそうです。

メスティンでご飯の炊き方

メスティンの公式HPではメスティンの最大炊飯容量はラージ(TR-209)で3.5合まで、レギュラー(TR-210)で1.8合までとなっていますが、美味しいご飯が炊ける容量はラージ(TR-209)で2合まで、レギュラー(TR-210)で1合までと考えた方がいいと思います。

理由は米の量が多すぎるとメスティンの中で対流が起こりにくく、熱が均一に伝わらないことで炊きむらが生じてしまうからです。

メスティン(TR-210)
 ・最大炊飯容量:1.8合まで
 ・推奨炊飯容量:1合まで

ラージ・メスティン(TR-209)
 ・最大炊飯容量:3.5合まで
 ・推奨炊飯容量:2合まで

 

米の下処理が重要

■米を計量する

炊飯は「下処理」「加熱」「蒸らし」という3つの段階に分かれています。 まずは米を計量するところからスタートします。

今回はラージ・メスティンで2合を炊いてみます。

■分量
 ・米 2合(300g)
 ・水 400cc

※米1合(150g)に対し、水200ccが基本。

ユニフレーム シェラカップ 米 計量▲まずは米を計量しましょう。 私はユニフレームのシェラカップを計量に使っています。 細かく目盛が刻まれているので重宝しています。 1合づつビニール袋に小分けして持っていくのも、キャンプ場で計量する手間が省けて楽ですよ。

おすすめのシェラカップについての記事はこちら

■米を研ぐ

次に米を研ぎますが、最初の一研ぎが重要だと言われています。 今の米は昔と違って米のヌカ層が取り除かれていることもあり、非常にもろくなっています。 米粒が割れるのを防ぐために、指先で混ぜるようにして米粒の表面を洗う程度にします。昔のように手のひらを使ってゴシゴシ洗うのは厳禁です。

また、米は最初に加えた水を一番吸収するので、最初の汚れた水の中で長く洗ってしまうと洗う意味がありません。洗ったらさっと水を切りましょう。2~3回繰り返したら米研ぎの作業は完了です。

 

■米に水を吸水させる

ユニフレーム シェラカップ 水 計量▲水の分量は米1合(150g)に対して水200ccが基本になります。 今回は米2合(300g)ですので、水は400cとなります。

メスティン 炊飯▲次に米に水分を含ませます。 ここが炊飯で一番大切なポイントになります。 何故かというと、米を洗ってすぐに加熱すると、表面の水分を含んだ部分は早く火が通るのですが、水分を含まない米の中心部分は火が通りづらく、芯ができてしまうからです。

また、この時に気を付けるべきは水の温度です。 美味しいご飯を炊くポイントは冷たい水に浸すことにあります。 炊飯についての研究論文では、理想は低温(5℃)で120分以上侵漬した場合に味と粘りが最適になると記してあります。 低い水温を維持するにはクーラーボックスの中で冷やしながら吸水させるのがベストでしょうね。

急いでいる場合でも、最低30分~1時間は吸水させましょう。 基本的に吸水時間が短いと粘りの少ない硬めのご飯に仕上がり、長いほど粘りと柔らかさが強いご飯になります。

メスティン 炊飯 リベット▲正確な水の量が測れない時は、メスティンの側面にある2つのリベット(メスティン本体とハンドルをつなぐ結合部)を目印にしましょう。 ラージ・メスティンで2合の米を炊く場合、水の量をリベット中心に合わせると、ちょうど400ccになります

※この方法は、通常サイズのメスティンだと1合炊きに対応します。(リベットの中心に合わせると200ccになる)

米を一気に加熱する

メスティン 炊飯▲メスティンをコンロに乗せたら中火~強火で加熱しましょう。 ポイントは加熱を始めてから8分~15分で沸騰させることにあります。 加熱に時間がかかると米からデンプンが溶け出し、べたっとしたご飯になってしまいます。 中火~強火で一気に過熱することで、高温の水分をお米の芯まで行き渡らせ、デンプンを十分に糊化させることができます。 十分に糊化が行われたご飯は冷めてもおいしさが損なわれにくいのが特徴です。炊きたてはもちろん、冷めた状態でも水分を多く含み、軟らかさを保ちます。

メスティンは熱伝導率がよく、短時間で沸点まで加熱することができるので炊飯に向いているんです。

メスティン 炊飯▲沸騰したら弱火にして5分~10分加熱します。パチパチ音がしなくなったら火から下してください。 途中、噴きこぼれてくるので、必要であれば上に石や缶詰などの重しを載せてもいいです。

蒸らすことで余分な水分を抜く

メスティン 炊飯 蒸らし▲火から下したメスティンを逆さまにして10分~15分ほど蒸らします。 余熱により余分な水分が抜け、米粒が締まった状態になります。 冬場はタオル等で包んで保温するといいでしょう。

メスティン 炊飯 2合▲つやつやに炊き上がりました。 2合でこの量ですから3.5合も炊いたら溢れそうですね。

最後は米をほぐしましょう。 シャリ切りすることで、米の表面から余分な水分(水蒸気)が抜け、弾力が増し、より美味しく仕上がりますよ。 この時に米粒を潰さないよう、切るように混ぜて空気に触れさせると、ベタつきのないしっかりした歯応えのある美味しいご飯になります

美味しいご飯を炊く6つのポイント

メスティンで美味しいご飯を炊くための6つのポイント(コツ)をまとめてみました。 このポイントをきちんと押さえておくだけで、キャンプ飯がぐっと美味しくなりますよ!

  1. 米1合(150g)に対し、水200ccが基本。

  2. 米を十分に吸水させる。 (理想は5℃の冷水に120分浸す)
  3. 炊き始めから一気に加熱する。 (10分前後で沸騰するよう調整する)
  4. 沸騰したら弱火で5分~10分加熱する。 (パチパチ音がしなくなったら火を止める)
  5. 逆さまにして10分~15分蒸らす。 (冬場はタオル等で包み保温する)
  6. 蒸らし終わったらすぐにシャリ切りをする。 (米粒は潰さないようにする)

まとめ

さまざまな調理法に対応するメスティンですが、まずは基本の「炊はん」についてまとめてみました。 メスティンを使えば誰でも簡単に美味しいご飯を炊くことができるので是非試してみてください。

以上、「 メスティン (トランギア)で炊飯を極めよう!美味しいご飯を炊く6つポイント 」でした。

 

では、また!

 

 

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